
ここでは私が大学で習った着装の仕方を紹介します。参考程度に閲覧してください。
身につけるもの ふんどし、肌じゅばん、帯(なるべく角帯)、剣道着、袴(私は腰が悪いので、他に腰用コルセット)
ふんどし(自作) 肌じゅばん(呉服屋で2,000円程度) 帯

剣道着 袴(一般が使用するなら綿の袴が好ましい)
では着装の仕方です。
1、肌じゅばんを着る。 2、ふんどしを締め、コルセットをつける。 3、道着を着る。
4、@帯を締める。(端を三角に折る) A一周巻いて端を押さえる。 B全部で三周巻く。

C左端を半分に折って内側で止める。 D右端を引き出す。 E右端を立て半分に折る。

F右端の下を通るように。 G上に来た端を三角に折る。 H三角の中に反対端を入れ両方から引っ張る。
I右回りで後ろへ回す。 5、袴は左足から通す。 6、帯が約1cm位出るように。

7、一周目は上を通る。 8、前で交差させる。(右紐が上) 9、2周目は下で結ぶ。

10、袴の後を上げ、紐を前に。 11、左の紐で全ての紐を巻く。 12、本結びにする。

13、両端をサイドに持ってくる。 14、余った紐は上から下に。 15、長い場合は折り返す。

16、道着完成(前) 16、道着完成(横)(裾が前下がり、後上がりになっているように)

17、垂れは上側(腹部)を開けるように。 18、両サイドに引っ張る。 19、前の大垂れを上げ、結ぶ。

20、垂れを結び目ごと下ろす。 21、垂れを締める事でしわがよるので、矢印部の袴を左右に引っ張る。赤丸部の交差もきれいに直す。
22、胴紐を乳革に通す。 23、内側より乳革の後を通る。 24、乳革を通った紐に輪を作り、通す。

25、その紐の輪に更に紐を半分の長さ通す。 26、赤丸部を固定し、左中指で矢印の方に引くと輪が締まり紐が固定される。
27、胴紐完成。 28、輪が外側になるように、美しく結ぶ。 29、腰紐も立結びにならないように。
30、面紐も美しく、赤丸部から手ぬぐいが出ていないように。 31、横から。紐がねじれていないように。 32、物見に目の位置が来るように。

肌じゅばんは、着装した方が汗の吸収も良く、道着が傷みにくく、臭いにくいです。臭いにくい(汚れにくい)と言うことはそれだけ洗う回数も減り、色落ちが出にくくなるということにもつながるのではないでしょうか。また、本来道着(着物)は帯を締めて腰の位置を決めると言うことが古くから行われています。確かに袴の紐や垂れの紐をきつく締めればよい、事足りると言う意見もありますが(実際には大半がそうですが)、着物の文化から見て着物に帯を締めないと言うのは誠に奇異な事です。垂れや袴の紐を必要以上にきつく締めて無理矢理腰の位置を決めるのではなく、帯でしっかりと腰の位置を決めることによって袴や垂れの位置を決める、そして剣道に必要な臍下丹田に力をためること(腹式呼吸をする)が理想ではないでしょうか。
また防具の着装については、当たり前のことですが正座をして着ける(写真では撮影のため、やむなく立って着けました)のが基本です。但し、垂れを着ける際には立て膝で着装しないと位置が決まらない(位置が把握出来ず、定まらない事や、座っていることで腹部の厚みが違う事から、立った時に緩む)ので、臨機応変に。胴紐も、右と左の長さが違ってしまってななめに着けていたり、下過ぎたり上過ぎたりということのないように。面に関しては人間にとって、特に大事な頭部を守ってくれる大事なものですから、より正しく着けるように心掛けましょう。面紐が下過ぎて息苦しくなったり、上過ぎてすぐとれそうな結び方は良くありません。面垂れ(面布団の形)も防具袋にしまったままの状態で上にそっくり返っているなんていうのは最悪です。「富士の裾野のように」を理想に末広がりで。また、面金の物見部(一般的には上から数えて6本目と7本目の間)は唯一小指が入るくらい少し広めにできていて、普通は目の高さに合うように作られています。これが合わなければ構えた時に面金が邪魔なせいで面金を避けてみるあまり、顎が上がったり、上目で見たりするという致命的な構えの欠点につながってしまい、せっかく防具を着けていない時に素晴らしい構えを身につけても台無しになってしまいます。防具は自分の体に合う正しいものを購入し、正しく着けることが上達への近道です。